文化・芸術

2008年8月10日 (日)

花火師の心意気

8月10日(日)

昨日、淀川花火大会に行ってきた。

夕方16時くらいに梅田を出て、淀川河川敷まで歩く。

さすがに日焼けするほどではなかったけれど、暑かった。

河川敷に着いても、まだ、

予約した有料席のゲートは開いていない。

ゲートが開くのを、並んでじっと待つ。

早めに行って、並んで、いい席を確保しよう、という計画だ。

有料席の外側に設置された仕切りに沿って、並んだ。

仕切りのおかげで影ができ、その中に並ぶと、

陽は当たらないし、河川敷の風が渡るしで、とても涼しかった。

17時、ゲートが開く。

私たちが取るチケットはいつも大淀会場だ。

ここは、全席自由席。

今回も、花火が見やすく、移動しやすい席を取ることができた。

落ち着くと共に、ダンナは即座にビールを買いに行く。

私は、カキ氷。いつもレモンを選ぶ。

しばらくすると、もう一度、ダンナがビールとつまみを買いに動く。

その時は、私の分も買ってきてもらう。

枝豆と一緒に。

で、改めて乾杯する。

そうして、食べながら、空を眺めながら、

花火が始まるまでの、3時間ほどを、

のんびりと、たそがれて、時間を過ごす。

それが、毎年の恒例。

ところが、

今年は、18時くらいから、のんびりできなくなった。

北の空から、東の空から、黒く厚い雲が広がってきたのだ。

風も、次第に生ぬるくなってくる。

花火が始まる1時間ほど前には、

いよいよ雨が降りそうな雲行きになってきた。

北の空で、稲妻が走るのが見えるようにもなってきた。

そのたび、大きく、どよめく会場。

19時半ごろ、

「雨が降っても、花火は決行します。」と、アナウンスが流れる。

私たちは、合羽2つと傘1本を持ってきていたので、楽観的だった。

そうこうするうち、大きな雨粒がボタッ、ボタッ、と落ちてきた。

急いで、合羽を着て、合羽の中に荷物をくるみこんだ。

合羽でかばえない膝下には、傘をさしかけた。

たぶん、予定時刻より少し早く、花火は始まった。

いつものように、盛大に打ち上げられては、大きく開く花火。

大きい。美しい。ため息が出る。

でも、同時に、雨も本格的になってきた。

と、思ったとたん、

どしゃーっ!と叩き付けるような雨に変わった。

花火を見るため、上を向くので、

顔から雨が、合羽の中へ流れ込んでくる。

ものすごい雨。ものすごい花火。

雨と花火の饗宴。

雨に挑むかのように、花火を上げ続けている花火師さんたち。

ものすごい雨なのに、中止にならない。

北の空は、まだ、稲妻が光っているみたいだ。

でも、「花火を見ろ!」と言わんばかりに、次々と上げられる花火。

花火師さんの心意気を感じたような気がした。

後半、雨は止んだ。

花火師さんの、勝ち、だ。

ただ、雲が流れていっただけだけど、私はそう思いたい。

壮大にも感じられるフィナーレに、なぜか涙をこぼしながら、

「こんな雨の中、ありがとう!今年も楽しかったよー!」

心の中で、そう叫んでいた。

びしょぬれになった服も、梅田まで帰る間にほとんど乾いた。

大雨は降ったけど、

今年も、楽しかった花火大会、で終わった。

有難し。

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